今どきの結婚相談所事情

今どきの結婚相談所事情

婚活が多様化する中、今回のコロナ禍を経て、婚活や結婚に対する意識にも変化があったようです。今回は「今どきの結婚相談所事情」についてお伝えいたします。

お相手探しの目線の変化

「結婚しなくても幸せになれるこの時代に、私は、あなたと結婚したいのです」

こちらは某有名結婚雑誌のキャッチコピーですが、このコピーに代表されるように今は結婚することが当たり前ではないし、結婚してもしなくてもいい自由があります。
そのため、結婚相談所に訪れる人の目的も少しずつ変化が表れてきているようです。
結婚相談所に訪れる人は当然のことながら『結婚』を目的としているのは間違いないのですが、お相手の選び方の目線に変化があるように思います。

例えば、少し前ならば結婚相談所は昔の仲人制度の延長線のような位置づけで、お互いの職業やステータス、家柄などを基準にお相手選びをし、お見合いをしていました。
人となりよりも、お互いの育った環境や現在のステータスが「つり合いが取れ」かつ「結婚によってより良い生活を手に入れる」ことが大きな目的でした。
しかし今は、長い不景気を経て安定的な雇用制度は崩壊し、大きな自然災害や疾病の流行などにより、精神的な安定を結婚に求める方が増えてきているのです。
そのため、もちろん社会的なステータスはあるに越したことはないですが、それよりも人柄や性格、フィーリングが合うかどうか、という点が重要になっています。

熟年離婚が増えているのも、「よりよい生活を手に入れること」を目的として結婚された方が、信頼できると思っていたステータスや社会環境が崩壊するのと同時に、これまで耐えていた性格やフィーリングの相違に耐え切れなくなったからではないでしょうか。

既婚女性が結婚するのに最も重視するのは

既婚女性に結婚するのに最も重視した条件は、とのアンケートでは、「性格」「フィーリング」「気が合う」ことが最も多く、資産や家柄といったものの優先度は低くなっており、むしろそういったものにこだわる女性は結婚が遠のくことが分かっています。
※データ参照:「婚活にまつわるデータ〜本より詳しいオトコのホンネ&婚活の実態」

そのため、結婚相談所ではアドバイザーがプロフィール画面だけでは伝わらない、内面が伝わるような配慮を行い、条件以外の所のアピールに力を入れて成婚率を上げる工夫をしています。
この点は結婚相談所のプロの婚活アドバイザーならではの、会員の内面を見抜く力によって成立しているサービスと言えるでしょう。
そのため、成婚率が高く、会員満足度が高い結婚相談所というのは、大手だからとか、最先端のシステムを搭載しているといった要素ではなく、婚活アドバイザーの力量によるところが大きくなっていると言えるのではないでしょうか。

なぜ結婚したいのか

こちらの記事でもご紹介させていただいたように、結婚相談所の形はさまざまあります。
しかし、どのようなスタイルの結婚相談所を選ぶにしても、なぜ結婚したいのか、どんな人と結婚すれば幸せと言えるのか、ということをしっかりと考えておく必要があるでしょう。
そうでなければ、結婚できたとしても、長く結婚生活を続けることが難しくなるかもしれません。